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Author:ニンジャ乗り
東京で長らくドラマ制作に携わった後に、思うところあって大阪へ。現在は広く映像一般の構成・演出をしています。

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台風一過に思う

今回の台風18号は過去最大級、そして伊勢湾台風とほぼ同じコースを辿っているということで、実は非常食や水、懐中電灯から発発(発動機式発電機=ジェネレーター)、取材用ビデオカメラまで用意して、万全の対策を取っていたんだけど、拍子抜けするほど何事もなく台風は通り過ぎて行きました。

もちろん各地に被害は出ましたが、「過去最大級」という割りには深刻な被害、特に人的被害はとても少なかったと思います。

今年はあの伊勢湾台風から50年ということで、当時の被害の様子を記録した映像を数多く見たばかりだったので、尚更被害の少なさが印象的でした。

関東では通勤時の電車や飛行機の運行停止による交通麻痺がクローズアップされていましたが、伊勢湾台風では五千人以上の死者・行方不明者、全半壊および流失家屋が15万軒以上、そして全国で153万人に及ぶ被災者が出たことを思えば、今回の被害は極軽微と言えると思います。

伊勢湾台風の被害の大半は高潮によるものでした。
この教訓から全国の海岸線に堤防や防潮提が整備され、河川の治水対策が推進たわけですが、それは同時に海岸線や河原の環境破壊を招きました。

オイラは、海辺や河原をコンクリートで埋め尽くしてしまったのは防災を名目にした公共事業利権の結果だ、と思っていましたが、今回の台風被害の少なさを目の当たりにして、環境面からしか見ていなかったこれまでの思いが揺らいでしまいました。

伊勢湾台風から50年。
今回の台風を通して、日本の防災技術の進歩は大したものだと実感しました。

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